私たちのクリニックでは、通院が難しい方のご自宅や施設へ定期的に伺い、診察や治療、健康管理を行う”訪問診療”を提供しています。事前に診療計画を立て、ご病気の状態や暮らしに合わせた継続的なケアを行います。

われわれクリニックの医師・看護師・スタッフがチームとなり、地域の訪問看護ステーション、施設、ケアプラザ、居宅介護支援事業所、福祉介護事業所、薬局の方々と協力しながら、緩和ケア、慢性疾患、終末期医療などにも対応し、住み慣れた場所で、安心してその人らしく過ごせるよう、24時間365日体制で定期的な訪問診療と、急な体調の変化への緊急対応を組み合わせた体制で対応します。

まずはお気軽にご相談ください。あなたらしい時間が、ご自宅で穏やかに流れていくように——私たちがそばでサポートさせていただきます。

訪問診療の対象となる方

病状や体調、社会背景などで通院が難しい方で、ご自宅や施設などで療養されている方、継続的に医学的管理が必要な方が対象となります。重症度、生活環境にかかわらず、まずはご相談いただき話しをお伺いさせていただくことを心掛けています。住み慣れた”家、土地で過ごしたい”という想いを尊重してサポートさせていただければと思います。

診療時間

※外来は予約制です。往診は24時間・365日対応です。

訪問診療範囲

横浜市の概ね車で20分程度の範囲で緑区全域、旭区、都筑区、青葉区はほぼ全域、その他の港北区、神奈川区、保土ヶ谷区、瀬谷区の一部になります。

※対応地域の詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。

可能な処置・検査

*他にも必要な処置、管理に関してはなるべく対応いたしますのでご相談いただければと思います。

費用

<医療保険分>

健康保険が適用されます。訪問先(自宅、施設)、治療内容、訪問回数により自己負担額は異なります。また、各種医療費助成(重度障害者医療費助成制度、難病医療費助成制度、生活保護、高額療養費制度)を受けられている方は公費対象となります。処置、検査、電話再診、臨時の往診は別途費用がかかります。院外処方となりますので、薬剤費は別途必要です(お薬代は薬局にお支払い下さい)。

厚労省 医療費自己負担割合(PDF)

<介護保険分>

介護認定を受けている方は居宅療養管理指導料が別途(1割負担で月600円程度)必要になります。

<自費分>

診断書等の文書作成料、インフルエンザ、肺炎球菌、新型コロナ等の予防接種費用など自己負担となるものがあります。
*交通費(ガソリン代、コインパーキング利用時の駐車場代等)はいただいておりません。

訪問診療ご依頼の流れ

step1. お問い合わせ
・ご自宅や施設で療養されている場合
お近くの地域ケアプラザ、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション,入居施設の担当者や担当ケアマネージャーの方にご相談いただければと思います。直接、患者さんやご家族からご連絡頂くことも可能です。ご希望があればクリニックで面談にて病状や現行の治療、在宅療養をする上でのご不安等をお伺いして具体的な在宅療養のビジョンや急な状態変化時の対応などについて説明いたします。


・ご入院中の場合
入院先医療機関の地域医療連携室・入退院支援室・医療相談室等の担当者の方、担当医師・看護師にご相談いただければと思います。
ご家族と相談しながらケアマネジャーを中心に訪問看護ステーション、福祉介護事業所、薬局等と連携・情報共有を行い在宅での療養環境整備を進めて具体的な初回診療日をご提案してまいります。
より安心して在宅療養を開始するために病院担当者、関連事業所担当者ご協力のもと退院前カンファレンスの開催も有益と考えます。
step2. 初回訪問
病状やご都合に合わせてご訪問日時を相談させていただきご自宅にお伺いして詳しい病状把握と療養環境の確認をさせていただき今後の在宅療養計画を提案させていただきます。
また、必要な書類を用意し、保険診療に必要な契約手続きを行わせていただきます。
step3. 訪問診療開始
患者様の病状とご都合に合わせてスケジュール調整をして定期的な訪問診療を開始します。適宜体調の変化等に応じて訪問診療の頻度は変更が可能です。